電子書籍のコミックエッセイ
noteにて発表した「わたしはだんだんわたしになる」シリーズより、「うつ」や「薬」にかかわるエピソードが含まれるストーリー四話収録。
全147ページ。
「うつ経験をYouTubeにアップロードした私」
YouTubeアップロード時、ツイッターやブログで拡散され、大変な反響となった動画「うつ 薬 多剤大量処方 わたしの場合」の制作秘話。つらかった経験を再度なぞり、もだえ、泣きながら作った動画が仕上がった時、私に見えてきたものとは。
「「ふるい」の中の友達」
うつで自分から離れていった友達がいると打ち明けたとき、目の前の友人は思いがけない言葉を私に放った。友達の定義とは。
「子ども目線で考える「抱きしめられること」の意味」(山口創著「皮膚は「心」を持っていた」青春出版社 一部収録)
子どもにとって「抱きしめられること」は自己肯定感を高めると言われているが、幼い私にとって、自分と他人との境界の感覚をはぐくむものでもあった。実体験から、子どもにとっての「抱きしめられること」を掘り下げて描く。
「子どもの写真入り年賀状」
「子どもの写真入り年賀状を独身者に送る人は非常識だ」と言い放った既婚の友人。後から彼女が不妊に悩んでいたことを知った私。うつで「一般的な人生のレール」から外れた私が手にしていたのは、他人と自分とを比べない技術だった。