私は夏目房之介さんのマンガ文法の話が大好物で、
もう永遠に解説を読んだり聞いたりしていたいほどに。
非言語的コミュニケーションについての話が好きなんですね。
動物や小さい子の世界観。
目で見て経験して。
言葉にはなっていないけれど、
確かに伝わっている情報。
「わたしはだんだんわたしになる うまく話せない子どもの頭の中」に描いたように
文法を守ることは私の中で生きのびられる手立てになっていまして。
その影響も多少あって、
マンガ文法の話はワクワクが止まらない。
この「子どもが迷子になる瞬間」を描いていて、
今まで蓄積してきたマンガの知識が、
点と点が線でつながって、
機能し始めている手ごたえがありました。
ここから描くことが楽になっていきそう。
この「子どもが迷子になる瞬間」はいつものように実録漫画です。
私が感じたことを丁寧に丁寧に盛り込んで、
ほんの数秒に多くのページをさいてみる、ということをしました。
本当にね、
女の子が迷子になった瞬間、
数秒だったんだけど、
あたりが無音になって、
まわりがスローモーションになったような感じがしました。
その数秒にすごい情報が盛り込まれたので、
それをそのままマンガにしました。
こういうところが私らしさなのかなと思って。
お楽しみいただければ幸いです。
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