ストール

私は自分の心や体の状態を

スキャンするごとく観察するのが

習慣になっています。

この習慣で得られたことを

丁寧に創作物に落とし込んだとき

作品レベルにまでできるのではないか?

そんな仮説に則って制作したマンガです。

「ストール落としたけど見つかりました」
ただそれだけのことをマンガにしてみようと思いました。

結果、自分で満足できるものが仕上がりました。

自分の心や体の状態を表現することは、

過去作品でもやっていますが、

意識的にやりはじめたのは、

「子どもが迷子になる瞬間」という作品あたりからです。

目に見えないものを絵にして表現することが

私の作風を形作る要素となりそうです。

今回は街並みとか自動車とか

描くのが苦手と感じているものをあえて逃げずに描きました。

描く、といっても写真をトレースしているだけなのですが。

トレースだけでもひどいストレスで。

背中がバキバキに固まって痛み出すレベルに苦痛です。

今回のマンガにあるように、

自分の中の「描けない」という思いに

「大丈夫、描けるよ。描くといってもトレースするだけだからね」

と、なだめながらの作業となりました。

ストールの時みたいに「描けない」という思いはなかなか消せないのですが、

だいぶ存在が薄まってきた感じがあります。

こうした強情な思いは

自分をなだめるのと同時に

「車や街並みを描けた(トレースできた)経験」を積んでいけばいずれ消えるでしょう。

消えれば私の作業スピードは上がり、生産性もあがるでしょう。

きっとそんな日がくると信じています。

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