臨死体験

このマンガは実際にあったことをそのまま描いています。

父親の言語障害の有無を確かめるつもりが、
三途の川の証言がはからずも得られることとなりました。

実際、父の話を聞いていた時は、
ものすごく冷静でいたのですが、
あとからじわじわと「もしかしてすごい話を聞いたんじゃないか?」と
心が震えたのを記憶しています。

死後の世界であったり、
輪廻転生であったり、
死にまつわる話を
私は好んで取り入れる人間です

身近な人間から、
臨死体験の話を聞けたことは
覚えておきたいし
世の中にもシェアしたいと考えました

臨死体験では
お決まりのように三途の川が出てきますが、
三途の川の表現が
人によって違うのは興味深いところです

私の父親が話してくれたような、
「渡し舟もねぇし、船頭もいねぇ」
「川の真ん中で立った状態で浮いてた」
これらは私が得てきた三途の川の表現の中にはなく、
「新しいな」
と思った次第

私の父親は、このときの病気で二度危篤状態に陥り
マンガに描いたのは二度目の危篤状態のときのことです

あっというまになくなってしまう人もいれば
父のように二度の危篤を潜り抜けられる人もいる

死は人が思うほどにはコントロールできず、
なるようにしかならないのだと感じています
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