最後のコマのセリフは私の心の声、というわけではなく、
こういう萌え系の顔の女の子の絵に、
こういうセリフを言わせたらどんな効果が出るのか?という実験をしてみました。
セーラー服は着ていた人間じゃないとわからない部分もあり
「いやいや、こうはならない」という表現も、
「知らないから」生まれているのでしょう
でも、知らないからこそ自由な表現が生まれる、という部分もありますね。
そこをわざわざひも解くのも無粋なのかもしれません。
自分がセーラー服を着ていた経験と、
10代後半から30代前半にかけて洋裁を独学した日々を
イラストや漫画制作の参考資料として
世の中に還元できれば本望です。
私は装苑という雑誌を傍らに
原型(自分のサイズをもとに作った服の設計図のベースとなるもの)から
製図(服の設計図)を引いて服を作っていました。
当時の装苑には、著名なデザイナーの製図が掲載されていました。
製図に従って原型から型紙を起こすことができれば、
自分の好きな生地で、いろんな服が作れました
そうやって服作りをしてきたので
服を見たときに、
縫い合わされる前の生地がどんな形をしているのかが
だいたいわかります。
このマンガは服の説明というよりは
服作りの知識をベースにしたセーラー服のイラスト制作の資料、
というイメージで作っています。
自分の当たり前がほかの人にとっても当たり前、とは限りません
私にとってものすごいことが、
ほかの人にとって当たり前、ということも多々あるわけです。
だから
自分には当たり前でもほかの人にとっては当たり前じゃないことを見つけられたとき、
面白い作品が生まれるのではないか、と思います。