私が20代半ばのころに勤めていた会社でのエピソードです。
同僚はみんな仲良しで、
毎日、ランチタイムはきゃっきゃうふふしてて、
まるで学生のようなノリで働いていました。
ランチタイムはおしゃべりが楽しくて仕方なかったですね。
私は記憶力はいい方かもしれませんが、
20代のころのランチタイムの会話の内容の多くを覚えているかといえば
このエピソード以外は覚えていません。
このときのことは印象深い会話でした。
正直、他人からしたらくだらないことかもしれないけれど、
ときに笑いを押し殺しながら
いろいろ議論したことが面白くて。
くだらないことでも、
一生懸命答えを出そうとすると、
意外と面白い答えが出てきます。
私がなぜ、このときの会話を覚えているかと言うと、
「田代さんがニューハーフに似ているのではなく
ニューハーフが田代さんに似ている」
と仮説を立てられたことで、
「真逆から考えたとき答えが見えやすくなる」という考え方を手に入れたからです。
以前描いたマンガ、
声が小さい人について思うこと
は、同じやり方で仮説を立てています。
「声が大きいご老人は耳が遠いと判断されるなら、声が小さい人は耳がいいと判断していいのでは?」
声が小さいだけでマイナスイメージを持たれてしまうことへ「本当にそうなの?」と異を唱える内容です。
ちいさな引っ掛かりは見なかったことにしたくない性格なので、
自分で自分が面倒くさくなることもありますが、
こうしてマンガにできると、
この性格も悪くないと思えてきます。
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