痛みは身体のおしゃべり
思い返せば
幼少期からずっと原因不明の痛みに悩まされてきた人生でした
小学生の頃は腹痛
中学からは、あまりの痛みに床を拳でガンガンたたくほどひどい生理痛
うつから回復しつつあったときは、呼吸困難になるほどの首と肩と背中の痛み…
私は自分の疲れに鈍感です
なんらかの作業に集中して
飲まず食わず休まずで作業し続けたあげく
次の日どこかしら痛くなったり呼吸が苦しくなったりして起き上がれなくなる
といったことを何度繰り返したことか…
うつ状態に陥ってそこから抜け出していく中で
疲れに鈍感であることが
うつの再発につながってしまうと考えた私は
意識して
「疲れてない?」
「痛いところはある?」
と自分に語り掛けることを心がけました
その当時
私は育児書を参考に「自分で自分を育てなおす」ということをしていました
(育てなおしのプロセスは『わたしはだんだんわたしになる 自己肯定感が欲しい!』に描いてあります)
育てなおしをしていくなかで気が付いたのは
親から「疲れてない?」「痛いところはある?」といった言葉を日常的にかけてもらっていなかった、ということ
親は幼い私が熱を出しても「またなの?」と言うような人でした
私はひんぱんに具合が悪くなる子どもだったので
今思えば親の対応も仕方がなかったのかもしれません
ただ疲れや痛みを訴えても
親がそれに寄り添ってくれなかったことが
私が自分の疲れ痛みを無視することにつながる
原因のひとつに思います
こういうあたりまえすぎることって
大人になってから習得するのが
意外と困難で…
親の子どもへの声かけは
子どもの自分自身への声かけとつながっていきます
日々の親の声かけが
子どもを形作っていきます
その形にゆがみがあると
ゆがみが慣れ親しんだものになってしまい
修正することが難しくなってしまいます
けれども
自分で自分を育てなおすことで
整えていくことは可能だと思うのです
このマンガに描いたのも
育てなおしの一環で
自分自身への声かけをかえることで
症状を軽減することができた例です
ウソみたいだけれど
ホントウの話なのです